5月3日(金)日記「植物園へ」

疲れていたのか、今朝は目覚ましに気づくことが出来ず8時半に起きた。祝日でよかった。快晴のため、カーテンを開けると強い光が部屋に差し込んでくる。

朝食

唐突に植物園へ行こうと思い立ち、少しだけ課題を進めて身支度をする。植物園行きのバスが土日祝だけ出ているようだ。家を出てバスターミナルに向かう。外はずいぶん暖かく、シャツ1枚で十分そうであった。ターミナルは観光客で賑わっている。

乗ったことがない方面のバスだったので、バス停を見つけるのに少々時間がかかったが、何とか間に合った。乗客は10組いないくらいの人数で、休みなのでもっと多いものと予想していた分、拍子抜けした。座ることが出来たのでありがたい。

バスは市街地を抜け、山の方へ、きつい傾斜をぐるぐると登っていく。山に道路を作るとき、真っ直ぐには出来ないのだろうか、大体このような方向感覚が狂うぐねぐね道である。道路の塗装が剥げたところが日に当たってキラキラしていた。

植物園に40分ほどで到着した。バスに乗るのが久しぶりで楽しかったので、あまり長くは感じなかった。途中で降りた人もいたが、乗客のほとんどが植物園を目的地としていたようだった。入場料は300円だが、交通費のバス代が往復1120円なので何だかアンバランスな感じである。

園に入ると売店等がある広場があって、そこからいくつかの散策ルートに分かれるようになっている。さぞかし人が多いのだろうと予想していたが、思ったほどであった。とりあえず目に入った道に入ってみる。もうこのときからすでに目に入るエリアにいるのが私一人になってしまった。鳥の声の方がよく聞こえる。

生えている

私はあまり植物に詳しくないのだが、様々な草が一緒になって生えているところが好きである。形や色が違っていて、それはそれぞれの生き方そのものであり、見ていてとても面白いし美しいと感じる。

山道を進む ひんやりとしてきた

天気がいいのでよく映える

どんどん地上から離れているので(地に足はついているが)もしかして私は天国に向かっているのでは、と考えたりした。

あの世へのトンネルだ

面白い形と質感

ツツジは少しピークを過ぎていて、日に当たってしょぼくれたものが多かった。紫陽花はまだ早い。一番綺麗に咲いていたのはオオデマリだった。小さな花が集まってかたまりになっているような花で、とてもかわいい。

頑張って咲いてるお花MVP

池もある

 

とてもいい木陰があった。ここで本を読んで寝たい。眠っている間に体が綿毛になってどこかに飛んでいくといい。

素晴らしい木陰

植物の名前が全然覚えられていない、さらには時間がなくて全てのエリアを周り切れていないので、また来たい。

バスに乗って市街地へ帰る。運転がかなり野生的で、カーブを曲がるたびに体が揺れ、私の繊細な三半規管が悲鳴を上げた。下りだから仕方がないのだろうか。連休で浮かれた客を何人も乗せているとヤケクソになるのかもしれない。

お昼を食べておらずお腹が空いたので、帰ってすぐ夕食を作った。豆入り、とても美味しい。

ひよこ豆入りミートソーススパゲティ

とてもドキドキした1日であった。半ば衝動的に外に出て良かった。日に焼けたのだろうか、唇が少しひりりとする。