4月25日(木)日記「描く・繋ぎとめる」

今日はたくさんやること(仕事)があった。おおよそ片付いたので良くやったと思う。

 

昼休みに公園でスケッチをした。最近コクヨ測量野帳を持ち歩いているが、かさばらないし文字も絵もパッと描けるのでとても気に入った。表紙のかっちりとしたグリーンも好きだ。スケッチブックタイプしか見たことないが、公式サイトでは色々な表紙や罫線のものが紹介されている。

 

スケッチをしているとそこに神経が集中してあっという間に時間が経つ。今日は暖かく風の心地よい日だったので、ずっとこうしていたいなあと思った。そして身の回りにこんなにもおもしろいかたちがたくさんあるのだと気づく。変わらないものもあれば変わってしまうものもあり、特に草花など次見られるのは1年後、ということもざらにある。なんだか寂しくなってしまうので、できるだけ今のこのときめいている感じを繋ぎとめておきたい。私はスケッチでそれをする。

草花のスケッチ

江戸川乱歩の作品を初めて読んだ。『押絵と旅する男』という短編で、タイトルの通り旅の道中の汽車にて不思議な押絵をもった男と出会う奇妙な話なのだが、あまりの言葉の豊かさに驚いた。正直ミステリーを書くちょっと昔の人という印象しかなかったのだが(おそらく某探偵漫画のイメージが脳内に干渉してきている)、もっと作品を読んでみたいと思った。

www.kawade.co.jp

押絵と旅する男』は小川洋子さん編著の本に掲載されている。表紙がめちゃくちゃいいな。

 

(4月25日 深山トキエ)